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CASIO SXC-1 を遊び倒すための情報

CASIO のポータブル・スタンドアローン・サンプラー SXC-1 を遊び倒すための非公式まとめノート。 公式マニュアル(スタートアップガイド/取扱説明書/MIDI実装/ガイドブック)を読み込み、実機で役立つ操作・仕様・遊び方を整理しています。

⚠️ 本リポジトリは個人がまとめた非公式情報です。CASIO とは無関係です。正確・最新の情報は必ず公式情報を確認してください。


目次


基本スペック

項目 内容
種別 ポータブル・スタンドアローン・サンプラー/シーケンサー
同時発音数 16ボイス
サンプリング形式 16bit / 48kHz リニア(WAV)
内蔵ストレージ 64GB
最大サンプル時間 合計 約15分
バンク数 最大80バンク(各16パッド=最大1,280音)
シーケンス 最大50パターン(各最大8小節)
パッド 4×4 = 16個(バックライト色を音ごとに変更可)
ディスプレイ 1.3インチ OLED
操作系 十字ボタン+A/B/C/Dボタン+FX1/FX2ダイヤル+機能ボタン群
内蔵音源 プリセット80以上のサンプルバンク
電源 単4×4(eneloop推奨・約2時間)/USB-AC給電
重量 約315g(電池含まず)
スピーカー/マイク 内蔵(単一指向性マイク)
MIDI USB-MIDI(IN/OUT・Control Change)対応。※5ピンDIN端子は無し
専用アプリ CASIO Sampler App(スマホ、USB-C接続)

内蔵プリセット音源(名機サウンド)

プリセットはループ音源(オレンジ/パープルのパッド)とワンショット音源(イエロー/ブルーのパッド)に色分けして登録されている。ループは Beat Sync でマスターテンポに自動同期できる。


各部の名称

部位 役割
OLEDディスプレイ 波形・設定など各種情報表示
十字ボタン メニュー選択・値の変更
バンク選択ボタン A/B/C/D 演奏時に音源バンクやシーケンスを瞬時に切り替え(各4つまで登録)
スライダー(INPUT VOL / MAIN VOL) 録音入力レベル/再生音量の調整
FX1 / FX2 ボタン・ダイヤル エフェクトのON/OFF・種類選択・パラメーター変更。EDIT時は波形編集にも使用
機能ボタン ▶/■(再生/停止)・REC(録音)・ONE SHOT・LOOP・DEL(削除)・EDIT
パッド部(16個) 音の再生・録音・編集。各パッドに音源を割り当て

接続端子(上面・側面)

⚠️ PHONE端子にヘッドホンを挿すと内蔵スピーカーからは音が出ない。 ⚠️ USBケーブルは指定品(付属)のみ使用。


用語:バンクとシーケンス

A〜Dボタンに登録しておくと、バンクとシーケンスをそれぞれ4つずつ瞬時に呼び出せる。


基本操作フロー

演奏モード ──A〜D──> バンク選択
   │  │
   │  └─長押し──> シーケンス選択 ──A〜D──> シーケンスモード
   │
   ├─REC ──> RECモード(サンプリング)
   ├─DEL ──> DELモード(音源削除)
   ├─EDIT ──> EDITモード(音程・再生位置編集)
   └─EDIT長押し ──> システム設定(Beat Sync, MIDI Ch など)

音を鳴らす

  1. A ボタンでバンク1を選択(十字ボタンでバンク番号変更:上下で±1、左右で±10)
  2. オレンジ/パープルのパッドを押してループ音源を再生
  3. 合わせてイエロー/ブルーのパッドでワンショットを重ねる
  4. ONE SHOT と LOOP ボタンで鳴り方を切替(両方ONで押すたびループ再生継続)
  5. ▶/■ で停止
ボタン ON のとき OFF のとき
ONE SHOT 最後まで再生 押している間だけ再生
LOOP 最後まで再生後、自動で頭に戻り繰り返し 最後まで再生してそこで停止

サンプリング(録音)

内蔵マイクで録音

  1. 空のパッドがあるバンク(BANK 15 以降)を選択
  2. INPUT SELECT スイッチを MIC に
  3. INPUT VOL で録音レベル調整
  4. REC ボタン → サンプリングモードメニュー表示
  5. 空のパッド(点滅中)を押す → 録音待機。音を入力すると AUTO TRIGGER で自動的に録音開始
  6. 完了は選択中パッドを押すか、もう一度 REC

外部音源を録音


シーケンサー

  1. A/B/C/D のいずれかを長押し → 十字ボタンで保存先を選び A で決定(最大50パターン)
  2. 十字ボタンでカーソル移動、A で打ち込み(白く塗りつぶし)、B で削除
    • 例:小節1の1拍目でパッド1、2拍目でパッド2…
  3. ▶/■ で再生
  4. EDIT で使用バンクや BPM を変更(再度EDITでシーケンスモードに戻る)

リアルタイム入力(パッドで打ち込み)

演奏モードからシーケンス再生


エフェクト

再生中の音に FX1 / FX2 を独立してかけられる(同時使用可)。

操作 内容
FX1/FX2 ダイヤルを回す エフェクトの種類を選択
FX1/FX2 ボタンを押す エフェクト ON/OFF
ON中にダイヤルを回す パラメーター変化

搭載エフェクト:フィルター / フェイザー / フランジャー / ビットクラッシャー / ロール ×4種 / ディレイ ×2種


音の編集(EDITモード)

  1. EDIT ボタンを押す → 編集したいパッドを押す
  2. 十字ボタンでパラメーター値を変更
パラメーター 内容
PITCH 音程(再生スピード/ピッチ)
VOLUME 音量
GROUP グループ指定(同グループは同時に鳴らない=チョーク。ハイハットのオープン/クローズ等に)
COLOR パッドのバックライト色
  1. FX1 ダイヤルで再生開始位置、FX2 ダイヤルで終了位置を調整(音源の一部だけ切り取って再生)
  2. EDIT を押して保存(LED消灯)

システム設定

EDIT ボタンを長押しで SYSTEM SETTING に入る。下ボタンでスクロール、左右で値変更、再度 EDIT で抜ける。

項目 内容
AUTO Trig Lv オートトリガー録音の感度
Beat Sync ループのテンポ自動同期 ON/OFF
LED Bright パッドLEDの明るさ
Disp Bright ディスプレイの明るさ
MIDI IN Ch. MIDI受信チャンネル(初期値1)
MIDI OUT Ch. MIDI送信チャンネル(初期値1)
APO Time オートパワーオフ時間(初期20分)

初期化(工場出荷状態に戻す)

EDIT長押し → システム設定 → 十字ボタンで Initialize を選び右ボタン → A で実行。 ※プリセット音源を削除してしまった場合も初期化で復元可能。サンプリングしたデータは消えるので注意。


MIDI(USB-MIDI)

ファームウェア Ver.1.1.1 で MIDI IN/OUT・Control Change の送受信に対応(USB経由)。 5ピンDIN端子は無いため、PC/スマホとUSB-Cで接続して使う。デフォルトモードはモード3(オムニオフ・ポリ)。

ノート・マッピング(送信36〜99 / 受信36〜115)

パッド1〜16が Bank A/B/C/D に応じて Note 36〜99 に割り当て。

Pad Bank A Bank B Bank C Bank D
1 36 52 68 84
2 37 53 69* 85
… … … … …
16 51 67 83 99

※ Note 100〜115(受信のみ)は、バンクやモードに関わらず「現在のパッド1〜16を押した時」と同じ動作(100→Pad1)。 ※ ノートオン・ベロシティは ×(固定)。

主なコントロール・チェンジ(CC)

全ボタン・ダイヤルが CC を送受信できるため、DAW から SXC-1 を操作したり、SXC-1 をコントローラーとして使える。

機能 CC No. 値 備考
INPUT VOL スライダー 11 0–127 連続
MAIN VOL スライダー 7 0–127 連続
FX1 ダイヤル 16 0–127 右回し+1/左回し-1(送信時)
FX2 ダイヤル 17 0–127 同上
バンク A/B/C/D 80/81/82/83 押=127, 離=0  
十字 上/下/右/左 85/86/87/89 押=127, 離=0  
▶/■ 102 押=127, 離=0  
REC 103 押=127, 離=0  
ONE SHOT 104 押=127, 離=0  
LOOP 105 押=127, 離=0  
DEL 106 押=127, 離=0  
EDIT 107 押=127, 離=0  
EFFECT FX1 108 押=127, 離=0  
EFFECT FX2 109 押=127, 離=0  
INPUT SWITCH 110 MIC:0 / AUDIO IN:64 / USB:127  

MIDI Ch は システム設定 の MIDI IN Ch. / MIDI OUT Ch. で変更(電源オフでも保持)。


遊び倒すアイデア


実践レシピ(サンプリング遊び)

「ちゃんとした曲を作る」より、身近な“あの音”をサンプリングして破壊して遊ぶのが SXC-1 の楽しみ方。 スマホ/PCの音は AUDIO IN か USB から、生活音は 内蔵マイク から取り込める(サンプリング手順参照)。

💡 鉄則:「元ネタがギリギリわかるか分からないか」までエフェクトで崩すのが一番気持ちいい瞬間。

レシピ1:呼び込み君 × バニラ コラージュ

  1. ループ素材(例:呼び込み君のメロディ)を1パッドに長めにサンプリング → LOOP ON で背景に流す
  2. 別パッドに「バーニラ!バニラ!」を1フレーズ録音
  3. EDIT → そのパッドで PITCH を大きく下げて低音ホラー化/上げて宇宙人化
  4. ループに合わせてパッドを連打、またはシーケンサーで配置して自動再生
  5. 仕上げに FX1=ディレイ をかけてスクラッチ風の残響を足す

レシピ2:ポテトのティロリ → テクノにビルドアップ

  1. マクドナルドの「ティロリ♪」を1パッドにサンプリング、LOOP ON
  2. シーケンサーでキック等のワンショットを4つ打ちに打ち込み、土台のビートを作る
  3. 盛り上げ局面で FX1ダイヤル を回し フランジャー/ディレイ を強めにかけ「ティティティ…ロリリリ!」とうねらせる
  4. ロール(×4種) で高速連打フィルを差し込み、ブレイク前を演出
  5. MAIN VOL や フィルター で抜き差しして緩急をつける

レシピ3:ファミマ入店音 → Lo-Fi チル

  1. 入店音メロディをサンプリング
  2. EDIT → PITCH を少し下げてテンポ感を緩める
  3. FX1=フィルター で高域を削る → 真夜中のコンビニ風のエモいLo-Fiに
  4. FX2=ビットクラッシャー を軽くかけてレトロな質感を追加
  5. ゆるいループとして流し、上に生活音サンプルを重ねる

仕込みのコツ

⚠️ SXC-1 に アイソレーター/ミキサー/専用ドラムマシンは非搭載。低音カット等は フィルター、リズムは サンプル+シーケンサー で組む。 ⚠️ 外部入力(AUDIO IN)を“録らずに”リアルタイムでFX通過させられるかは公式に明記なし(要確認)。基本は「サンプリングしてから鳴らす」フロー。 ⚠️ 公開・配信する場合は、サンプリング元の音源(楽曲・効果音・店舗BGM等)の著作権・権利処理に注意。個人で楽しむ範囲に留めるのが無難。


既知の制約・注意点


トラブルシューティング

症状 対処
音が出ない MAIN VOL を確認 / PHONE・LINE OUT の接続確認(PHONE挿入時は内蔵SP無音)
録音できない INPUT SELECT スイッチの位置 / ストレージ残量(DELで削除)/ 空パッド選択 / 外部機器の接続
アプリと接続できない 付属 USB Type-C ケーブルで接続されているか確認
電源が入らない POWER/DATA に USB-AC 接続を確認 / 電池交換

公式リンク

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レビュー・記事


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最終更新: 2026-05-29